予備試験の過去問はどう使えばいい?効果的かつ具体的な勉強法を解説

予備試験の過去問はどう使えばいい?効果的かつ具体的な勉強法を解説

予備試験の過去問は合格のためには不可欠といえるほど重要な教材です。しかし、その使い方を誤ってしまうと過去問の効果を十分に活かすことはできません。それを避けるためにも今回の記事を参考に予備試験の過去問に正しい方法で向き合いましょう!この記事では予備試験の短答式試験・論文式試験の過去問を使った勉強法について詳しく解説しています。

 

1予備試験における過去問の重要性

過去問の使い方について説明する前に、なぜ予備試験の合格を目指す上で過去問という教材は重要な存在であるのかという点について見ていきましょう。

(1) 問題の焼き直し

予備試験は短答式試験と論文式試験の2つの試験によって構成されますが、特に短答式試験において過去問の焼き直しとされる問題が多数出題されています。また、論文式試験では旧司法試験の過去問の焼き直しといわれる問題もあるなど、過去問を事前に行っておくことで試験本番の出題内容の直接の勉強となる可能性があります。

そして、短答式試験において多数の受験生は予備試験の短答式試験の過去問題集をもとに勉強を進めるために、短答式試験対策として過去問を行わないのは相対試験である予備試験では非常に危険な勉強だといえます。

(2) 時間・実力を図るための優良な教材

予備試験の試験時間は短答式試験(基本7法)では、公法系(憲法・行政法)で60分、民事系(民法・商法・民事訴訟法)で90分、刑事系(刑法・刑事訴訟法)が60分と基本7法においては1科目30分が目安となっています。一方、論文式試験では公法系が80分、民事系が3時間30分、刑事系が1時間半、選択科目が1時間半、実務基礎科目が3時間となっており、基本7法においていえば1科目あたりの試験時間は70分となっています。このように予備試験の試験時間は実際に問題を読み、答案の軸を考え(いわゆる答案構成)をして、実際に記述するという時間を考えれば時間制約はかなり厳しいものとなっています。

そこで、練習として過去問を用いて時間を意識して勉強をすることが重要です。予備校などの予想問題等もありますが、完成度の点では過去問には及ばないため、やはり時間を図るのに過去問は有効です。

また、実力の点でも、優秀答案などと比較することで合格答案を作成するためには何をしたら良いのかが浮かび上がってくるでしょう。

2 短答式試験における過去問の使い方

(1) 結論だけを暗記しない

短答式試験の過去問を行う中では選択肢の結論だけを暗記しないことが重要です。予備試験の短答式試験で主に問われるのは条文や判例の知識となっていますが、ありがちなのが解答の結論や答え自体を暗記しようとしてしまうことです。

前述のように短答式試験において過去に出題された問題は焼き直した上で再度出題されることも多いとはいえ、問題文の事実を変えたり、視点を変えたりなど必ずしも全く同じ問題を同じ角度から問う問題が出題されるとは限りません。問題演習の際には、正解の根拠まで合っているかを確認した上で、正誤を判断するようにしましょう。

(2) 論文式の勉強と結びつける

2つ目のポイントは短答式試験の勉強とはいえ、論文式試験の勉強と結びつけるように勉強するということです。短答式試験と論文式試験は全く別個の試験ではなく、基本的な判例や条文の検討が問われる点では重複しています。そこで、短答式試験の問題を解く際には、「この問題文の事例が論文式試験で出題されたらどのように解答するか」という視点から短答問題集の解説に加えて論証集などを見返したり、論文式試験と同様に条文の要件を充足するかを1つ1つ検討したりするなどするとよいでしょう。

 このように短答式試験の勉強と論文式試験の勉強を分けて行うのではなく一体としてみることで、両試験の相乗効果を得ることができます。なお、これは短答式試験でしかほとんど出題されない分野(いわゆる短答プロパー)には当てはまりませんのでご注意ください。

(3) 解けた問題は演習対象から外す

短答式試験の勉強では過去問を行うのが非常に有効です。ただし短答式試験の過去問題の量は基本7法を合わせれば非常に多く、全ての問題を何度も繰り返そうとすると限りのある時間面での負担が大きくなってしまいます。そこで、問題演習の際には、1つの問題集を繰り返すことに加え、既に自信をもって解けた問題については演習の対象から外して、苦手や分からない問題に絞って演習をすることが効率化のコツとなります。

具体的には、問題演習では、根拠をもって解けた問題(肢)には◯、正解はしたものの自信がない、間違った問題には×などを付けて、それ以降では×のついた問題のみを解きます。これを繰り返すことで、自分の分からない問題だけを演習することができます。

(4) 過去問形式の問題集でも検討は選択肢ごとに行う

市販の過去問題集の種類は主に①過去問をそのまままとめてあるもの、②過去問を選択肢ごとに分けて1問1答(肢別)にしてまとめたものの2種類に分かれます。

どちらを使うかは個人の好みですが、仮に①の過去問を使用する場合には、選択肢すべてを検討するようにしましょう。というのも問題によっては、すべての選択肢の正誤がわからなくとも正解の組み合わせや選択肢ごとの比較により正解にたどり着ける問題もあります。そのような中、全ての選択肢を検討せずに問題演習を行っていては、過去問題を潰したことになりません。そこで、少なくとも問題演習の時点では選択肢ごとに正誤を考え、解答していくようにしましょう。

また、(3)で触れた、解けた問題を演習の対象から外すという勉強法についても選択肢ごとに行うようにしましょう。

なお、②の1問1答型の問題集はそれぞれの問題が本来の過去問の各選択肢にあたるので、全ての問題を演習すれば問題ありません。

3 論文式試験における過去問の使い方

(1) 時間の使い方を確認する

前述の通り、予備試験、特に論文式試験の制限時間はとても厳しいため過去問を試験時間の使い方の練習として用いることは有効です。試験時間の使い方は基本的に①問題を読み解く時間、②答案構成の時間、③答案を書く時間の3つに分かれます。これらの時間の配分を自分の中で決め、実践する機会を設けましょう。

また、その際には、らが答案用紙1枚を何分で書き上げられるのかを一度測っておくと③の必要時間を決めるときに役立つでしょう。

(2) 優秀答案を分析する

2つ目の使い方は、過去問を解いた上で、自分の答案と優秀答案を見比べて足りていないところを確認するというものです。優秀答案をみて、試験時間や答案用紙の枚数の制約のなかで、どのようにメイン論点とサブ論点とを分けて答案にメリハリをつけているかという点や法律論と事実の記載量の比率を参考にしたり、あてはめの表現をストックして自分のものにしたりなどの効果が期待できます。

(3) 現場思考型問題への対処方法を学ぶ

3つ目の使い方は、過去問を用いて現場思考型問題への対処方法を学ぶというものです。現場思考型問題とは、素材判例からずらした事案や未知の論点などが含まれている問題のことを指します。

このような問題は予備試験でも多く出題されますが、その具体的な事案に即してバランスのとれた結論にしたり、これまで学んできた法律的な考え方や条文・論点とパラレルまたそれを類推的に用いたりすることが主な対処方法となります。しかし、実際にそのように書こうとするとなかなか難しく感じます。そこで、過去問を検討した上で(2)でみたように優秀答案がどのように対処しているかを学ぶことが大切です。

なお、優秀答案を参考にする際には、答案を丸暗記しようとはせずに、あくまで解答の大まかに方針を学ぶようにしましょう。

4 以上の方法を実践するにはどうすればよいか

これまで説明してきた過去問の勉強法を実践するには「資格スクエア」の講座を使用するのがオススメです!

現在、資格スクエアの予備試験講座は8期目を迎え、充実した内容の講座を備えています。分かりやすいと評判の基礎講座をはじめとして、書くのに慣れが必要な論文式試験の勉強では、導入問・基礎問・過去問と少しずつレベルアップしていくことで最終的には誰でも予備試験の論文式試験の答案が書けるようになるでしょう。

この記事で触れた過去問の勉強という観点では、短答式試験の勉強においては、短答対策講座に加え、短答式アプリとテキストの双方を用いることで柔軟にスキマ時間に合わせて勉強することが可能です。そして、論文過去問講座では講師の答案を見ながらどうすれば良い答案を書けるのかという点が詳しく説明されています。

また、資格スクエアの予備試験講座には、学生の方や社会人の方など学習を始める皆さんのそれぞれの経験や志向に合わせた予備試験の合格までの学習順を4種類から選択できる「ステップ学習シート」や、ステップ学習シートの各段階における細かな勉強法について説明が詳しくされている「合格読本」などが用意されており、皆さんが勉強する際に迷うことのないように設計されています。答案の添削量も200通以上と非常に多く用意されており、予備試験の合格までしっかりと受験生をサポートします。

最後に気になる価格ですが、税込で税込703,780円と他の予備校と比較してかなりコストパフォーマンスに優れています。さらに、製本テキストがないプランも用意されており、こちらは税込659,780円とより低価格で予備試験の勉強を始めることが可能となっています。

みなさんもぜひ資格スクエアの予備試験講座を利用して予備試験合格を目指しましょう!

4 サマリー

いかがだったでしょうか。以上で見てきたように、ひとえに予備試験の過去問を行うといっても、適切な方法で過去問演習を行わないと十分な結果を得ることはできません。もっとも、過去問を有効活用できた場合のリターンはとても大きいですし、それは予備試験の合格を目指す上で重要な価値をもつものになります。今回の記事を参考に皆さんも正しい方法で過去問に取り組んでみてください!

5 まとめ

  • 予備試験の過去問は自分の実力を測るのに最も適切な教材!
  • 短答式試験の過去問は論文的に考え、結論だけを丸暗記しないようにする
  • 短答式試験の過去問では演習対象を絞っていく
  • 論文式試験の過去問は試験時間の使い方等を学び、実践できることが大きな価値
  • 優秀答案を分析し、自分の答案に活かす
  • これらの方法は資格スクエアの講座で実践可能!

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