予備試験 〜商法のポイントは会社法に固執しすぎないこと

予備試験 〜商法のポイントは会社法に固執しすぎないこと

司法予備試験における商法は民事系科目の一つです。
民法、商法、民事訴訟法の3科目が出題されますが、民法と民事訴訟法は例年平均点も高く、絶対に取っておきたいところでしょう。そして平均点が低く難しいと言われている商法も、できる限り稼いでおきたい科目です。

1 商法の難易度が高い理由

まず、商法の出題形式について見ていきましょう。

出題数は過去4年間、15問の出題がされています。
対策が最も難しい科目とも言われていますが、論文式での出題もあるためできる限り押さえておきたいところです。

商法は会社法、商法総則・商行為、手形小切手法の分野から出題があります。
メインは会社法で全体の3分の2を占めています。

では、なぜ商法は難易度が高いと言われるのでしょうか?

それは、問題の大部分を占める会社法が原因なのです。

会社法は条文数が1,000条近く、その上、各条項の内容も民法とは比べ物にならないくらい細かいものとなっています。
法律の勉強を始めたばかりに見てしまうとそれだけで嫌になり、苦手意識を植え付けられてほとんど勉強できずに受験してしまう人も非常に多いです。

会社法は条文を知ってさえいれば、解ける問題です。出題形式自体はとても簡単で、条文の文言の正誤を問うものがほとんどです。
知っていれば解ける、知らなければ解けない問題なのですが、かといって全員が会社法の条文をバッチリマスターできるわけでもありません。

会社法の条文に苦手意識がある人は、適度に諦めてメリハリを付けた勉強方法に移行しましょう。

▼こちらの記事も合わせてご覧ください。
予備試験について 〜商法を得意科目にする4つのコツ

2 会社法よりも商法総則、商行為、手形小切手法を優先すべし

商法の学習のポイントは、会社法に無理して取り組むよりも商法総則、商行為、手形小切手の勉強をすすめることです

商法総則・商行為と手形小切手法は範囲の狭い科目ではありませんが、出題数は合わせて4、5問しかありません。
とはいえ会社法の得点がままならないならば、この科目を捨てるわけにはいかないでしょう。
うれしいことに、商法総則・商行為と手形小切手法は会社法に比べると、比較的難易度が低めの問題が多いです。
したがって、会社法の条文を前にアタマを抱えているならば、商法総則などの勉強をした方が効率的なのです。

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